下仁田ねぎのこと              下仁田ファーム小金沢農園
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6月、ねぎ坊主
6月:ねぎの花。種のもと
‥栽培について

 『いま無いの? いま』

 私が、就農一年目の6月、渋谷のとある葱料理屋に、下仁田ねぎの宣

 伝を兼ねた飛びこみ営業したとき、そこの料理長がいった言葉です。

 私自身も、実際、始めてみるまではあやふやでした。

 ――葱は、冬野菜です。
10月種蒔き
10月:種まき
 下仁田ねぎは、種まきから出荷できるまで、1年とちょっと(およそ14ヶ

 月)かかります。

 栽培期間がたいへん長いので、生育の良否はその年の気象条件に左

 右されます。


 左・写真の種まきから収穫までを順にご覧ください》
‥その歴史

11月、芽がでました。
11月:発芽
 『下仁田ねぎは下仁田におけ!』

 
下仁田ねぎは、いまから200数十年前より下仁田地方において 栽培

 されていました。


 
江戸時代には、将軍や各国の大名に献上され、(殿様ねぎと呼ばれる由縁

 です)
 明治には、万国文化交歓文明輸入博覧会に出品されて、評判
4月、苗床から、別の畑に植え替えます。
4月:葱苗の選別+植替え (仮植)

 になり、 昭和には、皇室への献上、明治・伊勢両神宮での奉納農産

 物品評会で連続上位入賞、 など名産としての評価が高まりました。

 増加する需要にともない、群馬・長野両県の農事試験場で栽培試験が

 行われ、
結果、前橋(群馬)では育ちがわるく、長野県では育ちすぎて

 葉が硬くなるなど、食べ物にはならない――。

7・8月、暑い夏場の植え替えが始まります。
7、8月:2回目の選別+植替え(本植)

 結局、その中間地点である下仁田に、

 「下仁田ねぎは下仁田におけ」 ということになりました。

  その後も、馬山(まやま)地区のネギ農家が品種改良に取りくみ、約5年がかり

  で、現在の代表的な下仁田ねぎ(中ダルマ種)をつくることに成功しました。

植え替えが済むと中耕作業
8月:中耕作業
 ※ ちなみにスーパーなどで見られる下仁田ネギは、夏の本植替えをしないなど

  栽培方法の異なる、群馬産であっても下仁田産ではない下仁田ネギというネギ

  です。
 詳しくは、《下仁田町認定・下仁田葱の会》ページをご参照ください。
‥機能性とか栄養価とか
9月も中耕作業
9月:中耕作業

 『へそにネギを貼ると、車酔いしない』

 という話を、どこかで聞いたことがあります。

 たとえば、へそに貼るのがキューリだったら、ナスだったら、どうでし

 ょう? ダイコン、あるいはヘルシィなイメージのトマト、パワーが売り
10月、作あげ作業
10月:作上げ (土よせ)

 のニンニクやらニラだったら?


 どれも車酔いにバッチリ効きそうにありません。なにかちがう、シックリ

 しません。


 ――で、ネギです。

霜にあてます。
11月:霜にあてます。

 “ネギ”だったら、案外やってくれそうな感じがします。

 
真偽はさておき、ネギにはそういうところがあり、ネギにまつわる民間

 療法はたくさんあります。


 
また、風邪といえば、ネギ! というように、体調をくずしやすい冬場
出荷が始まります。
12月:風乾、出荷

 にタイミングを合わすように、収穫できる(食卓に届けられる)というの

 は、(絶妙なほどに)自然の理にかなっているのです。 

 
下仁田ねぎには、ネギ特有のタンパク質(ミューシン)と、硫化アリル

 と呼ばれる辛み成分(たまねぎを切るとき、涙が出るモト)が、
他のネ

 ギの約3倍
も多く含んでいるうえ、ビタミンB・ビタミンCも豊富です。

             ●最新の下仁田ネギの情報は《作業と栽培のキロク》頁をご覧ください。
             ●調理方法は《
レシピ・ページ》です                        
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